凡例


対象


  • 原則として初期の慶応義塾、新銭座時代から創立100年にあたる1958年までには講義を開始されており、かつ2013年4月現在では逝去されている人物を研究対象とした
  • 研究対象人物名は『慶応義塾百年史 別巻(大学編)』より抽出した
  • 2001年〜2004年を第一フェーズとし、2004年7月にデータベースを学内公開し、2007年6月に一般公開した


データについて


データ作成にあたっては、所定の資料・データベースを基本検索ツールとして参照し、できる限り現物も確認した [基本検索・参考文献リストへ

<人物データ>
  • 研究対象とした人物についての解説・年表を作成し、可能な限り、肖像写真を掲載した
  • 人物の出身地については、現在の地名を採用した
<書誌データ(著作・参考文献)>
  • 研究対象とした人物の著作(図書・論文)、参考文献(図書・論文)、アーカイブを調査した
  • 全集が存在しているものについても、できる限り原論文にさかのぼって検討した。ただし、小泉信三については全集の原論文の調査は行わず、全集未収録の著作を調査し、そのデータを作成することに重点をおいた
  • 図書の一部に掲載された文章は論文として扱った
  • アーカイブは手稿、書簡等、当該人物の手により作成されたものを対象とした
  • 原資料が確認できない灰色文献については、アーカイブではなく、図書または論文として扱った
  • 当該人物宛の書簡で、後に出版物になったものについては参考文献として扱った
  • 参考文献は当該人物の著作データを調べる過程で確認できたデータのみを作成した

<年表データ(全体年表・個人年表)>

 全体年表

  • 日本・世界・経済学界の動向と慶応義塾関連の動向を分け、一般的な出来事と照合できるようにした
  • 福田徳三の年表、著作データについては、金沢幾子編『福田徳三書誌』(日本経済評論社,2011年)を参照のこと金沢氏作成のデータベースは現段階では最も完備したものでとくにこれに修正を施す必要がないと判断したためである
  • 以下の人物については、著作によって名前の記載が異なっている 本データベースでは、より多く使われている著作者名を採用し、当該著作が異なった名前で公表されている場合は、実際のクレジットもあわせて記載した
       加田哲二(筆名)−加田忠臣(本名)
       小池基之(筆名)−小池徳太郎(本名)
       武村忠雄−奥田忠雄(旧姓)
 個人年表
  • 研究対象とした人物の動向を個別に記載した
  • 「生没年」「慶応義塾への就任年」「処女作・主著(翻訳書を含む)の公刊年」「慶応義塾長就任年」にあたる項目は、全体年表(慶応義塾関連の動向)に反映させた

<画像データ(全文画像・標題紙/目次画像)>

  • 慶応義塾大学の図書館所蔵資料を中心に、全文画像、標題紙/目次画像を撮影・掲載した
  • 画像の一部に、慶応義塾大学福沢研究センター所蔵資料を含む(撮影・掲載については、福沢研究センターの許諾・協力をいただいた)

 全文画像

  • 研究対象とした人物の著作のうち、慶応義塾が所蔵する木版本(和装本)について全文の画像データを作成し、解説を付するとともに、Web上で通覧できるようにした

 標題紙/目次画像

  • 研究対象とした人物の主著・重要な著作等、本研究の参考として適していると思われる著作を選択し、標題紙と目次の画像データを作成した
  • 画像の一部について、解説を付するとともに、Web上で引用として参照できるようにした

*各種解説文の執筆者については、解説文の末尾に( )で記述した




記述について


<文字について>
  • 簡体字が存在する漢字についてはすべて簡体字を採用した
    ・・・ 「慶応義塾」を含む機関名、「福沢諭吉」等の人名も例外ではない
  • ウムラウト等がついた特殊文字については、それを除いたアルファベットの形で表記した
  • ローマ字表記はヘボン式を採用した
  • 変体仮名は現代仮名に変換して表記した
<外国語の扱いについて>
  • 外国語については可能な限り原綴りを調べた
  • 外国人名は初出の際、カタカナ(原綴姓, 原綴名)の表記をした
     (例)マイエット(Mayet, Paul)
  • 地名・大学名などの固有名詞で一般的なものはカタカナで表記した
     (例)ニューヨーク  ハーバード大学
  • 定訳がない外国語の名詞は翻訳し、カッコ書きで原綴を付記した
<年号について>
  • 元号が変更される年代のできごとについては新しい元号を採用して表記した
     (例)明治45年/大正元年→大正元年
  • 和暦は単純に西暦に変換し、旧暦を考慮していない
<出典について>
  • 書誌データを作成するために主に参照した目録・二次資料・著作リストなどを掲載した
  • 図書館の目録については便宜上、図書館名+蔵書目録という表記に統一した
     (例)国立国会図書館NDL-OPAC→国立国会図書館蔵書目録
<所蔵情報について>
  • データ入力時点での慶応義塾大学の図書館(メディアセンター)の所蔵状況に依拠している。
    所蔵している資料の場合でも、請求記号は付していない
    • 一般資料:メディアセンターで所蔵し、一般に公開している資料
    • 要問合:貴重書・準貴重書など、閲覧に特別な手続が必要な資料
    • 非公開:メディアセンターで所蔵しているが、非公開の資料
    • 所蔵無:メディアセンターで所蔵していない資料
  • 便宜上、雑誌をリプリント版で所蔵している場合も、オリジナル版と区別せずに”所蔵あり”として扱った